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あいさつ


   「成長」の扉を開く新しい年        

                 平成27年2月11日発行後援会報より 
                 新潟県議会議員   帆苅 謙治

 新年明けましておめでとうございます。会員の皆様には、平成27年の新春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
 私は、現在、県議会議員6期目をつとめさせていただいております。県議会では産業経済委員会に所属し、地域のエネルギー資源の積極的な活用や産業の高付加価値化、地産業並みの所得を確保できる魅力ある農業の実現などに取り組んでおります。また、絆づくり・人口減問題対策委員会にも所属し、少子高齢化社会の中で大きな問題となっている人口減少に伴って生じる福祉や医療、教育などの広範な課題について議論し、県の施策が阿賀野市をはじめ、地域の実情をより的確に捉えた効果的なものとなるよう努めております。
 一方、党においては、昨年7月から県連の筆頭副会長に就任し、更なる重責を担わせていただいております。昨年末には、その立場から県連を代表して党本部の稲田政務会長や国土交通省を訪問し、社会資本の維持管理や新規着工に必要な予算の確保を強く要請してまいりました。
 こうして県議会及び党において、長きにわたり活躍の場を与えていただき、重責を担わせていただけますのも、ひとえに皆様の相変らぬご支援の賜と心より感謝申し上げます。

 さて、昨年は、衆議院の解散総選挙となり、皆様には大変なご苦労をおかけいたしました。この場をおかりして深く感謝申しあげます。全体としては、安倍政権がこの2年間進めてきた政策を国民の皆様にご支援いただくことができたものと考えておりますが、わが選挙区においては、斎藤洋明候補が比例での復活となったものの、残念な結果となってしまいました。皆様のご期待に十分にお答えすることができず、大変申し訳なく深くお詫び申し上げる次第です。同時に、私自身、地域の皆様の声を真摯に受け止め、豊かな郷土、わが阿賀野市を築いていくために今後も全力で取り組んでいく決意を改めて心に深く刻み込んだところです。

 さて、現在の我が国の経済は、回復基調にありますが、それが地方には十分及んでおらず、このところ足踏み感がみられる状況です。その要因については、消費税増税による個人消費の落ち込みに加え、円安による原材料高の影響が大きいといった構造的側面も指摘されています。しかし、人口減少という中長期的に避けて通れない大きな問題が顕在化してきたことによって、国民が我が国の将来に持続的な発展可能性を見出しにくくなっていることがあるのではないかと思っております。そうした「不安」が新たな投資や消費を慎重にし、停滞感を増幅していることが大きいのではないかと思うのです。

 今、強く求められているのは、将来に希望を見出すことのできる社会像を提供することであり、それはまさしく政治の役割です。そして、その答えは、日本の経済を下支えしてきたモノづくりの基盤であり、子どもを産み育てやすい「地方」をもっと元気にすること以外にないと思っています。その意味では、年末に発足した第三次安倍内閣が、早速、経済対策とともに「地方創生」を打ち出し、「まち、ひと、しごと創生総合戦略」を閣議決定したことは歓迎すべきことと思っています。今後、これに沿って、具体的な施策・事業がしっかりと展開されることを大いに期待しているところです。

 本県においても泉田知事は人口問題を最重要課題と位置づけているところであり、今後、県議会でもしっかりと議論して、将来の世代に明るい未来が見通せる郷土を残していかなくてはなりません。一方でこの問題には特効薬がないのも現実です。何か1つに手を打てば、流れが変わるというほど単純なものではありません。長い時間を見通した総合的な施策が必要です。

 わが阿賀野市においても、地域の産業基盤である農業や製造業などの活性化を通じた働く場の確保、安全安心な生活の基盤である道路や河川等の基本的なインフラの維持・整備や高齢者や障害者の方々などに優しいまちづくりという観点も含めた福祉・医療の充実などに、「人口減少にどう対応するのか」という観点をもって、それぞれを連携させた中で取り組んでいく必要があると思います。私としては、これまでも安野川や新潟安田線のバイパス整備などによる地域住民の皆様の安全安心の確保や、特別養護老人ホーム、水原郷病院等の医療福祉基盤の整備促進、観光を含む地域経済の活性化などに取り組んでまいりました。今後も引き続きこれらに全力で取り組むことは当然として、さらに様々な地域の課題に地域の存亡をかけるくらいの覚悟と危機感をもって取り組んでまいりたいと考えております。

 ことしの干支は「乙未(きのとひつじ)」です。“乙(きのと)”とは、地表に出た草木の芽が、そのまま真っ直ぐに伸びていけず、曲がりくねった形になりながらも上へ向かって成長するという意味だそうです。今年は、まさに先の見通しが立ちづらい、一筋縄ではいかない1年であり、しかし今後に向けて大事な1年になると思います。
 私としては、これまでの一貫した「ロマン(夢・理想)をリアリティ(現実)に」という理念のもと、しっかりと前を向いて、新潟県、そし阿賀野市の「成長」への扉を開いていく1年にするために全力を尽くしてまいりますことを新年にあたり改めてお誓いするところです。

 どうか会員の皆様には、変わらぬご支援とご協力をお願い申しあげますとともに、新しい年が皆様にとって幸多い年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
 



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